@article{oai:tokaigakuin-u.repo.nii.ac.jp:00002256, author = {生田, 純子 and IKUTA, Sumiko}, journal = {東海女子大学紀要, Bulletin of Tokai Women's University}, month = {Jan}, note = {三女の登校拒否に悩むCIは自分自身孤児で、養父母に育てられた。最初の夫との間にできた長女もかつて登校拒否をして、中学校をやっと卒業させてもらっている。三女は小学校の5年生から登校拒否があり、その間施設へ入所して治療をしたり、やせ症になって病院に入院したりするが、欠席のまま中学校へ進む。中学校では1年の1学期のみ登校しまた欠席が始まる。治療は、2年の2学期の11月から中学校の卒業まで続けられた。問題は、母親(CI)の母性の未発達にあった。孤児であったClを育ててくれた養父が、絶大な権力を振るい、αは何ごとも養父の言うままに行動し、かつ常に叱られ、けなされて成長した。自分の子供の教育もできない母親であると思いこまされ、夫と共に親らしい役割を果たせない状態であった。三女はその養父に可愛がられて、Clの悪口を聞かされてきたので、思春期を迎えて母親であるClの状態を見るにつけ、その生き方を否定してきた。やせ症はその状態で起きたものであった。その養父が死んで、半年後からこの治療が行なわれた。Clは養父の指図に口を挟むことができなかったので、自分の気持ちに自分で気付くことがなかった。面接が進む中で、やがて、このClは自分で考え、その気持ちを治療者に語ることで、内なる母性性を取り戻し、家の中でも母親としての役割を十分果たすことができるようになってきた。それと共に、三女も学校の協力を得て、授業後の学校へ行き、担任の指導を受けたり、テストを受けたりできるようになり、ついには希望の高校の入試を受けられるまでになった。母親の成長と共に、三女も登校拒否から立ち直ったのである。, 17, KJ00002499814}, pages = {233--249}, title = {思春期女子登校拒否の治療事例(2) : 母親面接}, volume = {11}, year = {1991}, yomi = {イクタ, スミコ} }