女子短大生の食生活調査 : 米について

渡辺 周一; 中村 年子; 遠藤 仁子; 本間 恵美; 平光 美津子; 松沢 由美子; 尾木 千恵美

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アイテムタイプ	[ELS]紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
雑誌書誌ID	AN00056115
論文名よみ	〓
著者	渡辺周一 / ワタナベシュウイチ中村年子 / ナカムラトシコ遠藤仁子 / エンドウヒトコ本間恵美 / ホンマエミ平光美津子 / ヒラミツミツコ松沢由美子 / マツザワユミコ尾木千恵美 / オギチエミ
抄録(日)	・家族人員数は平均4.2人であり, 家族構成は親と子が半数で祖父母と同居している者が約40%であった。・使用米の購入は,全体的にみておよそ60%が業者からで, 購入量は20～29kgが44%, 30kg以上が33.7%であった。・使用米の種類は, 精白米を使用している家庭が77%あり, 1kg当たりの価格は, 350～600円であった。品質はIA・IB, IIA・IIBが半数を占めており, 標準価格米は12.9%であった。・食味の官能検査においては, 標準価格米はIIBシルバーよりやや劣り, 価格の高い米の方がわずかにおいしいという結果が得られた。・食事状況については, 休日は朝昼兼用で二食にしている者が多く, 朝・昼・夕とも平日より「家庭で作る」者は少ない。・米を主食とする者は, 朝食・昼食では60%夕食では80%あり, 全体的にみると主食の種類は米 : パン : 麺の割合が7 : 2 : 1であった。主食に米を食する者の割合は, 昭和57年の本学学生を対象にした調査よりわずかに増加した。・米飯料理にうち1/4が白飯以外の米飯料理であった。種類は35種類で, その順位はすし・炊き込みごはん・カレーライスの順で, すしはどの季節にも多く, 炊き込みごはんは春秋に多く食べられていた。・1人1日当たりの摂取量は平均110.6gで, 1食当たりの摂取量は63.4gであった。1食当たりの摂取量を米飯料理の種類別にみると白飯では57.8gであり, 白飯以外はいずれも多く1.2～1.4倍であった。・若者の米離れがいわれているが, やはり今回の調査でも, 昭和57年の調査に比べて, 摂取量においてはかなりの減少がみられた。米飯嗜好の点からみると米は決して嫌われているわけではなく, 朝食を手軽にするということからパン食になったり, 米飯が適している弁当を持参する者が少なくなったり, また飽食の時代となって, 副食が多く主食の少ない食事傾向になるなど, 米の摂取量を減らしているのは嗜好より他の要因によるのではないかと考えられる。
雑誌名	東海女子短期大学紀要
巻	13
ページ	27 - 34
発行年	1987-03-31
表示順	5
アクセション番号	KJ00000075563
ISSN	02863170

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